公的年金ミャンマーに導入、2016年1月にも

政府は来月、90歳以上の人を対象とした公的年金の交付を開始すると述べた。社会福祉・救済再復興省は、全国で男性7,754人、女性15,619人、合計23,373人に対し年間18,000チャットを交付する予定である。
社会福祉局の局長Aung Kyaw Moe氏によると、政府は年金に4億2,0741万4千チャットの予算を組んでおり、
「現在、この予算は州と地方管区に割り当てられ、公的年金の給付は1月に始まる予定だ」という。
同省は補正予算も含め、必要な予算の取得に失敗していたため、地域業務のための政府予算から資金は捻出されたと彼は付け加えた。
「この公的年金は、政府の高齢者の生涯サービスに対する認識の現れであり、これにより高齢者の生活が貧困線以上となるはずである」、このような収入は高齢者を抱える家族にとって、高齢者の健康維持や適切な栄養摂取の手助けになるとAung Kyaw Moe氏は主張した。
年金は、政府が初めて支援した高齢者対象の現金給付事業である。これは国際労働機関と国連の支援を受けた政府が、12月に開始した国家貧困削減10年計画の一部である。
しかし年金の給付額は、社会福祉提唱者が求める額を大幅に下回る。同省は、来年度予算の割り当てに基づき、適切な金額を給付できる額を用意する予定である。
(Myanmar Times 2015年12月17日版 第2面より)