ミャンマーの労働省、最低賃金の変更計画無し

現在1日8時間労働の場合3600チャットと設定された最低賃金を、近い将来、引き上げる予定はないと労働、移民人口省のThein Swe氏は昨日述べた。
これはシャン州上院議会議員Zaw Min Latt氏(国民民主連盟所属)の質問への回答として出されたものである。
「国内の労働者の賃金は、外国直接投資(FDI)を誘致するために引き下げるべきではない」、「政治構造の透明化、適切な管理システム、強い政策を作ることが必要である」と彼は述べた。
2013年12月に設立された全国最低賃金決定委員会は最低賃金額の設定が仕事で、州及び管区レベルでこの問題を協議してきた。現在、何度も協議を重ねた上昨年9月に決定した最低賃金を改正する計画はない。
労働者の基本的な生活の必要条件に加えて、賃金は物価や外国投資水準、金融の安定性、雇用者の要望を考慮しなければならないと大臣は語った。
Zaw Min Latt氏は、「もし国内労働者がFDIの仕事で現在の最低賃金額で働かなければならないとすると、労働争議が起こり、国家の平和や発展に悪影響が及ぶであろう」。
「また、同賃金は出稼ぎ労働者にとっても魅力的でない」と彼は付け加えた。
(Myanmar Times 2016年7月27日版 第2面より)