ミャンマーの国営製薬会社、アップグレードの見込み

国営製薬メーカーのミャンマー製薬工場(MPF)は来年、製品の生産量を2倍にし、医薬品の品質を国際基準に引き上げることを望んでいる。
アップグレードは2013年から行われていると、職員は話す。
2017年4月前に、より多くのワクチン接種と抗生物質を含む新製品ラインが開始され、その後すぐに医療ピル、タブレット、カプセルラインが追加されると、インセイン地区のMPF部長Ko Ko Aung氏は話した。
以前ビルマ製薬業界またはBPIとして知られていたMPFは、産業省の下運営されている国営企業である。
MPFアップグレードのための基盤は2013-14年に敷かれ、4年計画の下646億チャット(4,700万チャット)を割り当てたとインセイン製薬業界の副会長Aung Zaw氏は述べた。
「国際基準の倉庫と施設は、アップグレードの一環である」とAung Zaw氏はいう。
アップグレードが完了した後、MPFにより28種類のワクチンと5億種類のカプセルが製造されるとKo Ko Aung氏はいう。
「MPFは世界保健機関(WHO)のガイドラインに沿った国際基準でアップグレードした製品を製造するため、市民はMPFの製品と品質に頼ることができるようになる」と彼は語った。
同事業は既存設備の修繕、工場現場の拡張、資格を持った事業者による現代製作機械の設置が行われている。これはまだ初期段階であると、職員は話した。
「新MPF事業の後、事業数は増加し、新種の製品が製造される」とKo Ko Aung氏はいう。
現在MPFは、国内医薬品のわずか10%のみ製造している。国営企業は社会福祉省、防衛省、国営の病院に直接医薬品を供給している。また同企業はより広い医薬品市場への供給を望んでいる。
1953年に設立されたMPFは現在、182種類の医薬品を製造している。今年早期に、抗毒製品をラインアップに加えた。今年は約10万個の抗毒剤が製造された。
「私たちは新しい構造の構築の後、ヘビの咬傷に対抗する抗毒製品の生産を開始した」とKo Ko Aung氏は話す。
ミャンマーは毎年何千億という額を、外国製医薬品や他の医薬品の輸入に費やしている。偽物の医薬品もまた市場に浸透している。
「市場にある大半は外国製医薬品である。一部の顧客はBPI製品を好むため、BPIは独自の市場を持つ」とミンガラーマーケットにある薬局店店主Myint Tein氏は述べた。
インセイン地区の顧客は、標準医薬品としてはMPF薬が適しているが、特種医薬品は外国ブランドのみ入手できることを確認した。
「私は時々BPI製品を使用する。パラセタモールなどは、BPIと他の製品の品質は同様だと思う」と顧客は話した。
(Myanmar Times 2016年 12月21日版 第4面より)