ミャンマーの新たな輸入規制、自動車価格を高騰させる

自動車産業のオブザーバーは、車価格は上昇し始めたと言う。いくつかの人気モデルの場合、ほとんど100パーセント上昇したと言う。この価格高騰は、来年以降に輸入されるモデルに関する政府政策の結果である、と彼らは言う。
11月30日、商務省は来年から許可される輸入車の、年数およびモデルの範囲を発表した。広く予測されてきたように、ミャンマーの右側通行に適さない古くまた右ハンドルの車の輸入は、いよいよ制限されることになる。2015年以降に製造され、左ハンドルの車だけが輸入できることになる。
車販売業者は、この二重の制限は適格な車の値段を上昇させるだろう、また今年の残りまでは適格である人気モデルの価格も既に上昇している、と言う。
12月末前までの日本からの車輸入ラッシュは、円で表示される輸入価格を2倍以上にする、とウンヤンカー自動車販売センターの取締役ミンミンマン氏は言う。これらの車がいったんミャンマーの市場につくと、それと同時に価格は更にもっと上昇する。
「ミャンマーにある同じような車の価格は1日か2日で、130万チャットから300万チャットに飛躍する。」と彼は言う。
全ての車は同じような価格増加に影響される、彼は言う。
サクラ自動車オークションセンターの専務取締役であるアウンナンタン氏は「来年から2015年に製造された左ハンドルの車だけが、輸入できることになるが、これはいくらか困難を生じさせるだろう。」と言う。
これらの車が将来もっと高くなる原因としてアウンナンタン氏は、次々と起こる影響として、車の所有者は値段の高い新モデルのコストをカバーするために、現在所有する車を200万チャットか300万チャットで売るように求めると予想する。
道路交通行政局での個人使用車の登記は著しい需要があるだろう、とオブザーバーは言う。
「既に道路交通行政局にて登記されている車は、他の車に比べてその価値が上がるだろう。もしそのような車の現所有者が新しい車を購入したかった場合、現所有の車の価格をもっと高くするだろう。」と自動車貿易協会のアンタンウィン会長は言う。
特にヤンゴンにおいて、政府は人々に新しい車を輸入することを難しくさせていることから、車個人使用のためだけの車を所有する人は車を売るべきでない、とミンミンマン氏は言う。地方市場の車価格もまた上昇しそうな見込みである。しかし、ヤンゴンにおいて既に中古車を買いたいと考えている人は今買うべきである、と彼は付け加える。2005年から2008年に遡ったホンダのCRVやトヨタのRAV4やクーガーを含むモデルを勧める。
来年、価格は3,000万チャットから4,000万チャットの間で増加する見込みである、とミンミンマン氏は言う。「買う前に市場を調査するべき」と彼は言う。「しかし、ほとんどの種類の車は、今買うべきである。人気のある1300ccの車の価格は1,030万チャット又は1,040万チャットから2,500万チャットから2,600万チャットに上昇するだろう。」
しかし彼は、買手は500万チャット以上価格が飛躍するのを拒否するだろうと予測する。
他の販売業者は、30000USドルから60000USドルの保険や貨物輸送費などの車にかかるコストに関心がある人は今は我慢し市場が変動するのを待つべきだ、と言う。
1月1日の期限の前の輸入の波の後、市場は落ち着き自動車販売業者は在庫を査定するだろう。直後の時期はごくわずかのモデルが安くなる、と販売業者は予測する。
高くて10pcのそれらの車は2017年初旬のあと在庫を処分するために、中間所有者の本来の価格より400万チャットから1,000万チャット下で売られるかもしれない、と彼らは言う。
(Myanmar times 2016年12月9日 第8紙面より)