Awba Groupの農薬工場が4月までに操業開始

Myanmar Awba Groupは、IFC(International Finance Corporation)から資金援助をうけている農薬工場の建設に着手した。建設の第一フェーズは2017年4月に完了予定である
Myanmar Awba Groupの一員であるPiti Pyaeson社の最高経営責任者Nyan Lyin Phyo氏は、第1フェーズ終了後、総生産能力の半分以下ではあるが、施設の稼動を開始すると述べた。
Myanmar Awba農薬工場は、液体および粉末状の農薬の両方を生産する予定であり、「フェーズ1が完了したら、約300万リットルの液体農薬と200万キロ以上の粉末農薬が生産可能になります。」と彼は言った。
すべての建設作業が完了するのは2020年であるが、それまでに全国の農薬需要の約50%を供給することを目指していると、Nyan Lyin Phyo氏は述べた。また、彼は最終的には400人から500人程度のスタッフが雇用される予定であると付け加えた。
工場は、政府から供与されたHmawbi Townshipの 130エーカーの土地に建設予定であるが、工場はHmawbi農業関係複合施設の一部でしかない。Awba GroupはBOTを条件として政府から土地を借りている。
Myanmar Awbaはこのプロジェクトに1500万ドルを投資する予定であるが、そのうち1000万ドルは世界銀行のIFCから株式転換条件付ローンで調達することとなっている。
IFCは9月にこのローンを実行することを発表し、このプロジェクトによって「作物保護製品を生み出す最先端の製剤工場」ができると述べた。
「この工場は、世界銀行グループが設定した明確な環境基準を満たしたミャンマーで初めての農作物保護工場です。」とIFCは述べている。
生産施設の隣にあるWarnatchaung村の地元住民は工場建設に抗議したが、Nyan Lyin Phyo氏は、建設は正しい手続に則っており、抗議にかわまず、続行すると述べた。
「指定された地域での建設許可を申請し正式に許可を受けた後に、工場を建設しています。地元住民が工場建設に批判的であることに一定の理解を示し、彼らに十分な説明はしますが、プロジェクトを止めることはありません。工場の1マイル以内に住民がいないので、人々に影響を与えることはありません。」と述べた。
(Myanmar Times 2016年12月22日 第8面より)