工場労働者、10日間の水かけ祭り休暇を要求

ヤンゴンのラインターヤータウンシップ、Ngwe Pin Lae工業団地の中国縫製会社、Running Texの約500人の労働者が、ミャンマーのティンジャン(水かけ祭り)及び新年の10日間の休暇を要求し3月15日からストライキを開始した。
「工場の職員は5日間しか工場を休業しないと発表したが、全ての労働者は10日間の休暇を望んでいる。そのため、我々は抗議しなければならない」抗議者のMa Ohn Khinは昨日ミャンマータイムズに述べた。
「私はラカイン州の故郷に帰る予定だ。5日間の休暇では故郷に帰るには十分ではない。往復の移動だけで4日かかる」彼女は付け加えた。
抗議者によると、工場側は3月11日、ミャンマー新年は5日間しか休業せず、労働者が要求する10日間は却下すると全ての労働者に伝えた。
900人の労働者のうち約500人が、昨日から工場を出てストライキを開始した。
「遠隔地から来ている労働者が多い。5日間では故郷に戻ることが出来ない。ティンジャンと新年休暇は10日欲しい」工場労働者のMa Swe Swe Thanはミャンマータイムズに述べた。
労働者は、適切な食堂、壊れた全てのトイレの修理、工場オーナーが法律に従って休暇を付与すること、つまり休暇取得による給与の控除又は昇進の保留をしないことなど、他の福利厚生についても要求している。
労働者がミャンマータイムズに述べたところによると、1日の休暇につき給与から10,000チャット以上控除され、昇進が保留となった労働者もいる。
彼らはまた、新しい労働者代表委員会の設立の許可、社会福祉カードの付与、工場スーパーバイザーは労働者に対して敬意をもって接すること、を求めた。
抗議者はまた、仲裁委員会の指示に従って、工場は、労働者リーダーMa Moe Sandar Myintを再雇用すべきだと要求した。
工場側との合意に至らなかったため、抗議している労働者のリーダーは、3月15日の午前中タウンシップの労働関係局に行った。
工場側は、その日の午前11時頃に、4月9日から19日の11日間工場を休業すると発表した。
「我々は発表に合意していない。工場側が、我々の全ての要求に合意して正式な契約に署名すれば合意する」労働者のMa Thinzar Khaingは昨日ミャンマータイムズに述べた。
ミャンマータイムズの記者は昨日、工場側と面会を求めたが拒否された。
先週、NLD政府はティンジャン水かけ祭りの休暇を10日間から5日間に減らした。
しかし、政府は全ての労働者は今年10日間の休暇を取得することができると発表した。2018年から、全ての公務員はティンジャン及び新年の休暇は5日のみとなる。
(ミャンマータイムズ紙2017年3月16日号2頁より)