新しいパイロット裁判所、これ以上正義を遅らせてはいけない

正義の遅れという表現は正義を拒否し、裁判の迅速化のための新しいプログラムが進行中の今、最早適切でない。
最高裁判所は事件の迅速な完了を保証する5つのパイロット裁判所を実施している。
最高裁判所司法監督オフィスの長官Aye Aye Kyi Thet氏は4月4日に行われた情報省での記者会見で、新しいシステムは事件の迅速化のため導入されると話した。
「事件管理プログラムは、事件の効率的且つ迅速な完了を容易にし、事件処理の適時性を強化するために実施されている」とAye Aye Kyi Thet氏は述べた。記者会見は、新政府の初年度のパフォーマンスの批評と共に行われた。
Aye Aye Kyi Thet氏は、ラインタヤー地区裁判所、タウンジー、パーン地区裁判所に、パイロット裁判所は2015年に設立されたと話す。現在パイロット裁判所はモンユワ地方裁判所、モーラミャイン地方裁判所、パテイン地区裁判所、Chanayethazan地区裁判所、マグウェイ地区裁判所で運営されている。
パイロット裁判所は裁判での時間と費用の節約する目的で米国国際開発組織と協力して運営しており、効果的であることが判明している。
「人々は裁判所に来たくないし、誰もが裁判所から離れたいと思っている。それは彼らのせいではない。事件の場合、10件の公聴会のために10回裁判所に来なければならない。パイロット裁判所を実施した後、私たちはこれら10件の公聴会を効率的にできることを確認した。結果として、人々は時間とお金を節約することができた。私たちは野望と共に行う」とAye Aye Kyi Thet氏は説明した。
最高裁判所は交通の容易性、裁判情報へのアクセスの容易性、利用者が裁判官の指示を理解したかどうか、裁判官と裁判所職員が訴訟を丁寧且つ公正に扱っているかどうかに関する質問を行うことにより、パイロット裁判所で利用者調査を行っている。
裁判所が評価される際に考慮される他の事項として、顧客、弁護士、法務官のための休憩所の存在、正しい裁判のポイントを示す看板の存在、事件のファイリングやインフォメーションデスクの存在が含まれている。完了した事件はプログラムの一部として研究される。
「私たちは終了した事件を確認した。例えば52回の公聴会があり、そのうち有効な公聴会が12回あった場合、他の40回の公聴会は有効でなかった。これら40回の公聴会のため、人々の時間とお金を無駄にしてしまった」とAye Aye Kyi Thet氏は述べた。
またパイロット裁判所は、司法システムに恩恵をもたらしたと彼女はいう。一方でDG Ko Ko Naing氏は、記者に対し2016年以降建てられた新しい裁判所を全て述べた。
「2016年以降建てられた裁判所は、問い合わせデスク、事件受領デスク、証人の休憩所、弁護士の休憩所、法務官の休憩所、記者会見室がある」と彼はいう。
Dakkhinathiriとネピドーに記者会見室がある裁判所が開かれた。しかし今後建設される記者会見室を持つ裁判所の数は、資金の入手可能性によって変わると彼は述べた。
(Myanmar Times 2017年4月5日版 第2面より)