ラカイン州がマウンド―に経済地区を建設

ラカイン州北部のマウンド―郡区郊外の貿易、製造、サービスの促進に特化した経済地区の建設は、現在の状況が落ち着いてから始まるだろう、と州大臣は述べた。
Kanyin Chaungに所在するマウンドー経済地区は、この地域が安定した時期に建設を開始する予定だと、財務、歳入、経済計画ラカイン州大臣のU Kyaw Aye Thein氏がミャンマー・タイムズに対して語った。
この経済地区は、経済特区法の下で規制されている国の経済特区(SEZ)とは違うものだ。マウンド―のゾーンは、バングラデシュとの貿易や製造業、金融業、サービス産業に焦点を当てる予定であるが、SEZには指定されない。
ミャンマーにおける国際法律委員会の法律顧問、Sean Bain氏は、マウンド―でSEZを設立するのは正しいことではないと述べた。
「SEZの法的枠組みとそれに関連する人権侵害の問題は十分に文書化されている。 継続的な紛争、全体的な不安、そして人権状況の悪化を考慮すると、SEZ開発にこれ以上不適切な場所はないだろう。」と述べた。
昨日ラカイン州大臣は、経済地区が経済特区(SEZ)に指定されないことを明らかにした。
成長の育成
同州の大臣によればこのプロジェクトの目的は、経済成長を促進し、雇用を創出し、長期的な経済発展に基づいて地域の安定を促進することである。
「マウンド―の治安状況にはいくつかの困難がある。しかし、マウンド―郡区の経済地区では、セキュリティーやその他の権利の提供などを改善していく予定だ。」
「長期的には、経済に基づく安定性を達成することが期待されてる。今年度に本事業を開始する予定だ。」
地域の住民も創成される雇用の恩恵を受けるであろうし、プロジェクトは地域の経済発展も促進するだろう。 重要なことは、雇用機会が増えるにつれて、他の州の少数民族もこの地域に移住することが予想されることだ。
「経済地区が完成すれば、はるかに便利になるだろう。雇用を創出しより多くの開発につながる。 それにより紛争を減らすことができるだろう。」とU Kyaw Aye Thein氏は付け加えた。
「将来的に経済が改善すれば、誰も問題を起こさないだろう。 それが人間性だ。 したがって、我々は早急に経済圏プロジェクトの実施を推進しなければならないだろう。」とマウンド―国境貿易協会の議長のU Aung Myint Thein氏は述べた。
ミャンマーは、1995年以来、マウンド―の貿易キャンプを通じ、海産物や農産物をバングラデシュに輸出しており、前者は90%の輸出と10%の輸入で貿易黒字を達成している、とミャンマー・タイムズに語った。
商務省の統計によると、2016年から17年度のマウンドーの国境貿易量は595万ドルに達した。 今年度の2017年6月までは261万ドルに達したが、ミャンマーへは輸入されなかった。 バングラデシュからの輸入がないのは、マウンド―の地域の不安定性によるものだ。また、バングラデシュの輸入は、シットウェー国境の貿易キャンプを通じてミャンマー市場に参入することができることも理由の一部だ。
資金調達
マウンドーのプロジェクトは、元々テインセイン大統領の下、2015年10月に始まり、連邦政府から6億チャット、民間企業連合から4億チャットの出資で始まった。国民民主連盟政府の下で、このプロジェクトは、ラカイン州政府と民間企業連合との間の官民パートナーシップのもとで継続される。
政府機関と民間企業の間の官民パートナーシップ(PPP)は、公共道路網、交通システム、ナイトマーケットなどのプロジェクトの資金調達、建設、運営に利用することがでる。
2017〜18年度には、州政府から15億チャット、コンソーシアムから7億チャットを拠出した合計22億チャットが地区の建設に使用される。 この地区は当初50エーカーの土地をカバーし、州政府と企業連合が了解覚書に署名するための準備が進められています。了解覚書の署名のための予定表はまだない
完了すれば、マウンドー経済地区はマウンドーの中心から遠くないKanyin Chaungの100エーカーの土地を占有する。傍には河川があり、河川には海洋船舶に十分な深さがある。今年2月の地元の報道によると、川沿いに2つの桟橋が建設されている。
最初の段階では、バングラデシュとの貿易に重点が置かれ、その後の開発は、銀行、工場、その他の地域の産業を含む製造業、金融業およびサービス業に拡大されると、U Kyaw Aye Thein氏は述べた。
(ミャンマータイムズ紙2017年9月1日号8頁より)