調査官、カンドーヂパレスホテルの火事の原因を調査

当局とホテルオーナーは依然として、2人の外国人観光客が亡くなり豪華なカンドーヂパレスホテルの大部分を損壊した大規模な火災の原因が不明だという。
火災調査官は、2名の観光客が亡くなった英国植民地時代の首都ヤンゴンにある伝統的カンドーヂパレスホテルが破壊した、夜明け前の火災の原因を明らかにする証拠をともに探していると、昨日正式に発表した。
最初の調査では、昨日の早朝にホテルの5階で火災が発生し、客室や会議室があるが原因の場所は不明であった。
「私たちは火災が発生したとき消防隊に通報し、正式な指示に従った」とホテルを所有するHtoo Hospitalityの最高経営責任者Raymond J. Bragg氏は語った。
「現在、私たちは原因を言及することはできない。警察の調査結果を待つ必要がある」。
火事が起きた際ホテル近辺にいた女性は、ホテルから煙が出る前大きな爆発音を聞いたと話す。
「建物から巨大な煙が見えた。そして、巨大な火がホテルを取り巻いた。それはとても巨大で、私は建物内に多くの可燃物があったと考えた」と彼女は話した。
管区議員のHla Htay氏は、午前3時頃に現場に到着し、火は既に激しかったため爆発音を聞いたと語った。
「私は路上に寝間着姿のホテルの宿泊客がいるのを見た。彼らは何も手に持っていなかった。またホテルスタッフは、消防隊と協力してガスタンクを外に移動させていた。彼らは全員で火を消そうと試みていた」と彼は語った。
Bragg氏は、高級ホテルに期待される適切な火災防止システムがホテルに欠如していたとの批判に反論した。
「このホテルは全ての火災防止システムを備えており、全てのシステムが正常に機能していた」と彼はいう。
ヤンゴンと近隣の州および管区から500人以上の消防隊員と60台の消防車が、午前3時から3時半の間に始まった4時間の火災で、広大な石材と黄金のチークでできた古代のホテルを救おうと試みたが、出来なかった。
ホテル職員と警察は、この悲劇により2名が亡くなったが、まだ正式な確認は取れていないという。報道によると、死亡者は日本とタイ国籍の者であるという。
ミンガラータウンニュ地区の警察官によると、1人の遺体は火災が発生した5階から見つかったという。
「死亡者はタイ人だと思われるが、まだ男性か女性か判明していない」と警察官は述べた。
マカオからの女性の宿泊客は、ホテルの4階から飛び降りた際負傷した。
「煙に気付いてすぐに、火元を見つけ消火しようと試みた。しかしそれを制御することができなくなったとき、ホテルの最高経営責任者と宿泊客に連絡した」とHtoo GroupのHtay Lwin氏は話す。
火災が起きた時、96の客室に141人の国内外からの宿泊客が泊まっていたという。
「消防士は死体を持ち出したが、どの部屋からなのか私たちは知らない。私たちは現在、その男性が誰なのか、何処の国の人なのか確認している」とHtay Lwin氏は話した。
都会の喧騒から離れたい地元民や観光客に人気の、週末の非難場所であるカンドーヂ湖沿いのホテルの崩壊に、地元住民は嘆いた。
「私たちは歴史の一部を失った」とホテル周辺に集まっていた現地の人はいう。
Bragg氏によると、ホテル客は近所のチャトリウムホテルやホテルローズガーデンに移動しており、入国管理局は火事で失った旅行書類を新たに確保するための特別支援デスクを準備するという。

カンドーヂパレスホテルを覚えている
カンドーヂパレスホテルは、ブリティッシュラングーンローウィングクラブの建物として始まったとしたとして知られている。同ホテルの構造は、主にチーク材を使用して1934年に建設された。
日本の植民地時代、そこは社会福祉局として使用され、1948年に国立生物学博物館としてオープンした。
1979年に、同ホテルはホテル観光省に移行され、ホテルへと変わった。
軍事政権下の1993年に、ホテルはタイに拠点を置くBaiyoke Groupのホテルの協力の下アップグレードした。
追加の建造物が建設されたが、ホテル運営者は、新しい建物がミャンマーとタイの文化の建築を組み合わせた古代型で構築し、チーク材を主に使用することを確実にした。
2010年に、ホテルはHtoo GroupのTay Za氏により2,900万米ドル(396億チャット)で買収された。
現在国内の多くのホテルがHtoo Groupにより所有されている。
ホテルは、観光客の中で非常に魅力的で人気がある場所にある。ヤンゴンの主な供水源であるカンドーヂ湖にある。
湖は約150エーカーあり、110エーカーの庭園に囲まれている。ミャンマーの人々や観光客の間で人気のある、週末の場所である。
(Myanmar Times 2017年10月20日版 第3面より)