日本のANA、ミャンマーのAsian Blue航空プロジェクトを廃止

日本のANAホールディングスはミャンマーに合弁事業を設立する計画から撤退したと、同社は東南アジア各国の当局により航空運送事業許可(AOC)の申請が却下された後の11月6日に発表した。
ANAは不動産から銀行業まで手掛ける複合企業Shwe Than Lwin社により所有されている現地投資会社Golden Sky Worldと共に、昨年アジアンブルー共同会社を設立した。
ANAは、ミャンマーが何十年と続いた軍事政権から開かれたとして、需要の増加を見越し国際線に焦点を当てた航空会社の株式49%を所有することで合意した。
Asian Blueは、ANAのミャンマーでの2番目の投資であった。2014年には、競争が激化し投資が危険にさらされた後、Asian Wings Airwaysの49%の株式を購入する計画を廃止した。
「理由を見つけることができない」とANAのミャンマー代表H. Sammy Aramaki氏は運営ライセンスの発行を政府が拒否したことについて述べた。
「同社は昨年5月に申請していたため、経営陣はこれ以上待つことができない」と彼は述べた。ANAのミャンマーでの運営は通常通りだと彼は続けた。
ミャンマーの民間航空部署の広報担当者は、ANAのAOC申請は拒否されたと述べた。彼は詳しく話さなかった。
この決定は、ミャンマー政府の経済管理に対する不満の増加の中で起きる。同国が更に必要としている新たな外国投資の承認は、地域内の最貧国の1つであった2015年後期に、選挙でアウンサンスーチー氏の国民民主連盟が勝利して以来遅れている。
「私たちは会社を撤退することを決めたという事実を後悔しているが、ミャンマーの航空業界の発展に貢献する可能性を追求したいと考えている」とANAの担当者はロイター通信に語った。
ミャンマーの商業都市であるヤンゴンと東京間を毎日運行するANAは、ベトナム航空の8.8%の株式を保有している。
(Myanmar Times 2017年11月8日版 第7面より)