事務所物件の供給が増加する中、Kantharyar オフィスタワーが稼動開始

ヤンゴンのカンドージー 湖に隣接して総面積196,000平方フィートの複合施設であるKantharyar Centreが稼働し始めたことを先週Asia Myanmar Shining Star Investment Co.が発表した。
Kantharyar Centreには「国際基準のグレード Aとされるオフィスタワー、Wyndham Grand Hotel、サービスアパート、ショッピングセンターならびに住居部分がある。これは、Shining Star International Holding Co.、Asia Myanmar Shining Star Investment Co.、およびAsia Myanmar Consortium Development Co.を含む共同企業体によって開発された。
2億ドルをかけたKantharyar Centerの開発は5年以内に完了することを目標として2013年に始まった。そして現在85%が完了した。このプロジェクトには600台分の駐車場の建設も含まれており、マネージャーは周辺地域の交通渋滞の解決にも役立つだろう」と話している。
168室の国際グレードA商業オフィスで構成される22階建てのKantharyar オフィスタワーは、ミャンマー初の5Aクラスのオフィスタワーである。
しかし、ヤンゴンでは他にも多くのオフィススペースが開発されており競争が激化している。Kantharyarオフィスタワーはそのような中で建設されている。Colliers Internationalによると、同タワーの他にも、MayangoneのMindamaオフィスセンター、San ChaungのRed-Hillミックスユースタワー、KamaryutのTime City Officeなど、いくつかのオフィス開発も今年完了し、ヤンゴン既存のオフィススペースに380万平方フィート相当を増やすことになるとのことだ。
古いオフィスタワーの入居者がより良い品質と設備を求めて退去するにつれて、適切なテイクアップ率を見なければならないとColliers Internationalは考えている。 2018年第1四半期末現在、都市全体の稼働率は68%で、前四半期に比べて1%上昇している。
一方、都市全体の平均賃料は、2017年第4四半期には1平方メートルあたり43.50ドル/月だったものが2018年第1四半期には同43.40ドル/月とわずかに減少した。Colliers Internationalは平均賃料は近いうちに43ドルをわずかに下回ると見込んでいるが、質の高い開発によって上昇に転じる可能性もあると述べた。
Kantharyarオフィスタワーでは1平方メートルあたり30〜50ドルでリースされる。「カンドージー湖に直面しているため、顧客はこの立地を気に入るだろう。 我々は借り手として国際企業をターゲットにしており、大使館を含む国際的な組織から多くの問い合わせを受けている」とWyndham Grand Yangon Royal Lakeのゼネラル・マネージャー、Felix Patrick氏はMyanmar Times紙に語った。
「私たちが提供するのは5Aランクのオフィスタワーで、最高の安全性、高い天井、広い空間を建物内に持っている。 混在開発であるため、サービスアパートとホテル宿泊施設を提供することができる。 これはヤンゴンでの最善の開発だ」ともFelix Patrick氏は言う。
これまでのところ、タイ、シンガポール、ミャンマーの多国籍企業がすでにKantharyarオフィスタワーのオフィススペースへの入居を決めている。
Asia Myanmar Shining Star Co.の取締役社長であるU Khin Maung Phyu氏は「多くのオフィスタワーが利用可能であり、その結果、オフィススペースの需要が低い。市場の状況は良くない。したがって、我々は合理的な価格でスペースを貸し出すよう交渉していく」という。
(Myanmar Times 2018年6月25日版 第6面より)