ミャンマーのプーケットを目指しMICに申請

ラックスドリーム島事業は12億米ドル規模であり、第二のプーケットとしてブランド化し、高級感のある海辺、豪華なホテル、
テーマパーク及びカジノを目玉商品とする。
計画はミャンマーのベイ群島のうららかさに矛盾しているように思える。しかし島の夢は現実になるよう整えられており、シンガポールZochwellグループはTanintharyi管区政府と来月に建設、経営、移転(BOT)契約書へサインする準備をしている。
ベイ群島はAndaman海に浮かぶ800以上の島々の集まりであり、ミャンマーの南端にある。島はMoken又は海のジプシーのホームで
あり、ほとんど観光化されていない。
ホテル及び観光省によると、当該地域には2014年末までに5つのホテルと合計196部屋があるのみである。
2012年にGareth Chin, Zochwellのチーフコマーシャルオフィサーはミャンマーでビジネス機会を探しており、ミャンマーの最南端の場所の町でKawthoungを紹介した。
サロンはミャンマーのMokenの人々から別の名称がつけられている。島は697エーカーの大きさでKawthoung Jettyからボートで約20分の場所にある。
「主な島には様々な農業経営者が住んでおり、ココナッツ、カシューナッツ、ビンロウジ、トウモロコシ、ゴムを含めた作物が栽培されていた。したがって、我々は過去2年間を補償金の交渉に費やした」とチン氏は述べた。
ほぼすべての農家は補償されたと述べた。条件を受諾していない人々は、現在も土地を保有し続けており、開発は周辺から進められる。
土地は以前農地として分類されていたが、Zochwellがミャンマー法に基づき商業地に変更した。「これは事業としての問題にはならず、すでに管区政府の首長により承認された」とチン氏は述べた。
「我々は借地契約及びBOTの条件に来月Tanintharyi管区チーフミニスターと共にサインし、すぐにAttorny General’s Officeに同意書を提出する。その後、我々はミャンマー投資委員会に承認を求める。」
Zochwellは基本的なBOT機関である50年間、それに加え、10年間の延長を2回できる形で賃借するとチン氏は述べた。
しかし、ベイのホテル及び観光省のアシスタントディレクターのU Hlwan Moeは、事業について知らなかったと述べた。
「我々はベイ群島すべての島々を監督する。彼らは私たちの部署から承認を得ることが必要だが、私たちはまだ情報を受け取っていない」と彼は述べた。
全部の事業費用は12億米ドルと見積もられている。段階の一つにマリーナの開発が含まれており、ゴルフコースとクラブハウスは前US golf Jack Nicklaus’s CompanyのNicklause Designによってデザインされる。
チン氏によると、Zochwellは、シンガポールでSentosa島マリーナを経営するシンガポール上場企業のONE゜15マリーナクラブ&リゾートを含めた企業にアプローチしている。ONE゜15マリーナは開発の可能性を調査しており島のマリーナを経営していると述べた。
チン氏によると、ZochwellはまたJumeirahホテル&リゾートとも協議している。
ホテル経営者は、ドバイにある7つ星として最も有名なBurj Arab Jumeirahホテルである。
Nicklaus Design、ONE゜15マリーナクラブ&リゾートもJumeirahホテル&リゾーも、コメントの要請に返答しなかった。しかし、シンガポール建築会社のOng&Ongは設計をZochwellと共にすることを確認した。
「私たちはMOUにサインし、島全体の基本計画に基づき作業する」とOng&OngのチーフコンサルタントのAndy Gohはミャンマーで述べた。「私たちはマリーナとホテルの設計から始めるつもりだ。」
さらに、島はカジノを呼び物にする。それらがミャンマーで合法でない間でも、沖合の設立の許可を得ることが可能である。AndamanクラブリゾートはSalon島の近くの島で1996年からカジノを経営している。
ラックスドリーム島のカジノは既に概ね承認されているが、未だMICの承認を必要としているとチン氏は述べた。
事業はMICの承認を得られると想定され、第一段階は2015年末に始まると述べた。
「私たちは請負業者、運営会社、出資者の選任の過程にある。我々はシンガポールのSentosa島を管理するSentosa開発組合(SDC)と同じ方法で島を管理する。私たちは政府から賃借し、分割し、独立した投資家に対して転貸借を行う。」
SDCは昔は質素な漁港で軍事基地であったが、現在はアジアのリーダーたちの余暇とライフスタイルの目的地の一つとして変化した。
ベイにある様々な島もまた、長い間ミャンマーの軍隊により使用されていた。
「サロン島の西側はすぐに海軍基地になる。良い場所にあり、モンスーンから私たちを守るのに役立つだろう」とチン氏は冗談を述べた。
シンガポール、タイ、中国からの将来のパートナーは暫定的に投資に合意し、現在MICの承認を待っているとチン氏は述べた。
「私たちはミャンマーの投資者にすぐにこの事業を公開する用意ができている」と彼は述べた。
Zochwellはマリーナを開発し、チン氏は世界のヨットのルートの主要な目的地になることを望んでいる。
「ヨットをする多くの人々は世界一周ツアーをすることを望んでいる。この地域では、彼らはマレーシア、プーケット及びシンガポールを通過する。しかしプーケットの4つのマリーナは満室で、海岸の受け入れ容量が限界に近づいているので、政府はこれ以上の許可を発行しない」と彼は述べた。
「地図上で次の停泊地点は東インド洋にあるNicobar島である。現在大型ボートだけがプーケットから直接旅行することが出来る。しかしミャンマーのマリーナで、小型ボートは移動し始める前にこの島で停泊することが出来る。」
サロン島への入国の実現を含め計画しているので、ミャンマーへの入り口になるだろうとチン氏は述べた。
「次の段階で、私たちは他の島を経由して本土に800mの橋を建設する予定であり、既に本土には主要道路がある。私たちは水路を妨げないことを保証するため、運輸省と共に作業する必要がある」と彼は述べた。

事業は観光事業ガイドラインに従って開発されるとチン氏は述べた。「ミャンマー政府は、プーケットで起こったような種類の汚染及び損害を避けたい。」
昨年、Flora&Fauna International(FFI)は、ベイ群島地区にある独自の生物学的多様性が深刻な脅威にさらされているとして、マリーナプロテクトエリア(MPA)の設立を提案した。
2014年10月の声明によると、FFIは環境保全及び森林省(MOECAF)と協力して2年間調査し、水産業と海軍の開発を行った。政党は現在、地区を保護するための最も良い方法を協議している。当該地区はUNESCOの世界遺産暫定リストに載せられた。
「MIC に申請する前に環境影響評価(EIA)を準備している」とチン氏は述べた。
さらに彼はベイ群島が姿を消す前に学問的、科学的面から研究し、サロン島に研究中心施設を建設することを提案した。Zochwellは管区にとって野心的な計画を持つだけの会社というわけではない。2014年の国営新聞グローバルニューライトオブミャンマーの記事によると、Myeik Public Corporationは、Kunthee島、East Sula島、Langan島、Tanintharyi島の群島をリゾート島にする計画をしている。
記事によると事業は、ホテル、ゴルフ場、アミューズメント施設を含むようである。
Zochwellグループは2012年にミャンマーで事業を始めた。サロン島に加え、ヤンゴンでも3つ星ホテルブティックチェーンの展開を検討している。
グループはまた小規模な住宅をヤンゴンのDawbon Townshipにおいて建設しており、セメント生産工場がヤンゴン及びバゴーにあり、ティラワ特別経済区(SEZ)に建設される予定である。
さらに、当該グループ会社はいくつかのノルウェー会社と、ノルウェーの駐在者用のクラブハウス、ジム、スパ、レストラン、学校の実現を含めたヤンゴンにおける事業計画について話した。
(Myanmar Times 2015年5月12日版 第8面、9面より)