父母、授業料廃止を歓迎

学校の初日というのはしばしば感情が高まる日になる。多くの生徒は長く楽しい休日の後に6月1日が近づくことを嫌がっている。
だが多くの父母にとってもまた昨日は学ぶ経験となった。彼らはお金を払わなくてもよいことを知ったのだ。
今年になって、初めて無償教育が高等科の生徒まで延長され、国内の40,000以上の学校に無償授業が導入される。
なるべく長く学校に子どもを在籍させるための計画の一部として、教育省は2011-12年に無償初等教育を導入し、教科書と6冊の練習帳、1,000チャットを初等科の生徒それぞれに提供した。無償中等教育は昨年開始され、今年から高等科教育が無償になる。
「教育省は、基礎教育レベルでの生徒の在籍について、教員、生徒、父母に困難がないようにすることを目的としている。昨年提供した1,000チャットの代わりに、今年は初等科の各生徒に制服を提供した。当省は、今年、中等科並びに高等科の生徒にも制服を提供する計画を立てている。」と同省の局長は述べた。
父母は、文房具、スポーツ、本、PTAに必要な費用だけでなく授業料も支払う必要がない。
「今年、子供の幼稚園入学にかかる様々な費用を支払わなくて済んだ上、6冊の練習帳と制服が与えられました。昨年の長男の入学のときは、これらを支払った上、寄付までしました。無償教育は素晴らしいと思います。」と5月25日に子どもが入学したタムウェイ地区のミャット・サンダーさんは述べた。
「私は10及び11学年に入学するための学費を払いませんでしたし、全てうまく進みました。授業料は以前とても高かったです。それを支払わなくていいのはとてもいいことです。そろそろ無償教育システムを採用する時です。」とラタ地区のスエ・スエ・テインさんは述べた。
5月29日に公開された2014年の国勢調査の結果で、10歳のミャンマー人の子どもの約80%が学校に出席している―これは以前の推定よりもかなり高い数である―しかし15歳以上になると、約40%にまで落ちる。
識字率については、広範囲にわたる地域内では高く、人口の89.5%であり、タイの93.5%より低いが、インドの62.8%より高い。
(Myanmar Times 2015年6月2日版 第2面より)