新たな観光法、地方政府にさらに権限を与える

新しい観光法が今年後期に議会に提出されたと政府は述べた。法律の文言は完成する前に、コメントを得るために観光産業で回覧されることになっているが、業者はまだ草案を見てないと述べた。
ホテル観光省の局長U Tint Waiは、新しい法律は20年前に制定された既存の法律の時代遅れの項目を置き換えるものだ、とミャンマータイムズに話した。
「例えば、古い法律の違反金はたったの5,000チャットである」と彼は述べた。
新しい法律は、政府の許可を得るための手続きを迅速化し、また簡略化する。
「州及び管区は、どんな変更であっても、中央政府の許可を得なくてはならず、それが遅れの原因となっている」とU Tint Waiは述べた。
法務部は、定義に関する国際機関からの提案に照らして52項目の草案を見直した。同省は旅行業者からの提案を考慮し、その後、議会に法律を提出するとU Tint Waiは述べた。
「私たちは、ミャンマー観光連盟からの提案も受け入れ、一方で法律を国際基準に沿うように準備し、旅行業者の業務を取り巻く環境を改善する」
しかし、Natural Dream travel & tourのDaw Sabei Aungは、旅行業者は法律の内容に関して分からない状態で、依然として協議を待っていると述べた。
彼女は、民間セクターは、法律が国際基準に沿っていることを確実にするため、ホテル観光省と協力したいと述べた。
「私たちは議会に正式に提出される前に、どんな内容が草案に含まれているのかを知りたかったが、省はまだ共有していない」と述べた。「私たちはまたどの国際機関が法律の手助けをしてくれたかも知らない」
しかしながら、彼女は、旅行業者は、産業のための法の枠組みが改善する取り組みを歓迎し、政府には、2013年に公開された観光マスタープランを遵守することを促すと述べた。
「私たちは、様々な保護法、特に海外旅行者に対する保護法がなかった。彼らが海外旅行中に自然災害が起こった場合、どうなるのだろうか。法律は旅行者、業者及び産業を守るべきである」
(Myanmar Times 2015年6月15日版 第6面より)