ドローンの操縦士、ミャンマーで登録が必要

ミャンマーは、広範囲に及ぶドローンに関する政策が不十分であるが、まもなく、無人航空機(UAV)の登録が必要になるだろう-より堅固な法律基盤に基づいて地上のフライトを行う重大な開発である。
利用者は既に飛行させており、それによって政府が規制に乗り出すこととなった。公共の安全のために、運輸省の民間航空局(DCA)-ドローンに関連するすべて事項の担当―は、ドローンの飛行エリアを指定し、操縦者を記録すると述べた。
ドローンは、空中映像探検調査から、緊急対応、防衛、医療、エンターテイメントなど様々な産業で利用されている。
しかし、ドローンに関して言えば、著名な愛好家でMyanmar RC Builders and Flyers ClubのリーダーU Win Naingと政府は、ドローンは危険でもある、という点で合意した。
ドローンが一般に広まり、飛ばし方を知らないにも関わらず人々は公共エリアで飛ばし始めるだろうと、U Win Naingは述べた。
サッカー場3つ分の高さから落ちる場合、高価で重いUAVは大きな問題を引き起こす可能性がある。
「車や建物の上に落ちた場合、賠償金を支払うことになる」と彼は述べた。「しかし人々に当たった場合、刑務所に行くことになるだろう。解決策はない」。
DCAは、同局がUAVとドローンに関するすべてを担当しており、それらの管理について検討していると述べた。
国際的な実例は、ミャンマーの法律制定の骨組みに役立つだろう。政府は、安全意識に基づいたドローンの法律制定について、シンガポールの運輸大臣と協議したと、U Win Naingは述べた。
UAVとドローンに関する経験が浅いため、自国に活用することを視野に、隣国の規則と規制を学んでいると、DCAは述べた。
一方で、ミャンマーのドローンの将来はDCAを超えて検討されるだろう。同局によると、内務省、貿易省、財務省で会議が行われた。
U Win Naingによると、規制の施行は少なくとも1年後になる。
規制施行の前に、政府は公共安全の利益のために中間手順-登録を通した無人航空機の特定のための手続き、を設定している。
「UAVとドローンの規制と規則を設定する前に、私たちは公共の安全を管理する」とDCAは述べた。
2,3ヵ月かかるDCAへの登録を済ませば、政府は2つの地域でドローンを飛行させる権利を「ボランティア」に与える-1つはマンダレーで、もう1つはヤンゴンである。
U Win Naingは、彼と他の愛好者たちは2つの場所を提案した:Hmawbi空軍基地とティラワ特別経済特区である、ここでは、過去にドローンの愛好家達が会って、模型飛行機から蜘蛛の巣状のマルチコプターまで、あらゆる種類のドローンを飛ばした。
一方で、商業目的でUAVを飛行させていた人々も、離陸前に許可を申請する必要がある。
「今でも私たちは民間航空局の長官にリクエストレターを送っている。商業的ドローン利用者は、商業用に撮影したいと考えており、彼らは、どこで、いつ、どのくらいの高さを飛行するのかを知らせる必要がある」とU Win Naingは述べた。「同局は場所に応じて、承認を与える予定である」。
DCAによると、詳細は最終決定されていないものの、ドローンの飛行エリアは、他の国のように空港周辺に制限されうる。
DCAの、新しい登録制度の意図は、飛行者を手助けすることであると、U Win Naingは述べた。「彼らは技術面で支援を行う」と彼は述べた。
次の段階は、公共に知らせることである。DCAは既に、運輸省からの承認が必要な、新聞で公表する発表をドラフトした。政府が発表した後に、グループのメンバーの登録のための文書を準備するとU Win Naingは述べた。-「多分100を超えるだろう」-メンバーを1枚のカバーレターで登録する。
技術は、官僚制度よりもしばしば早く進む。世界中でドローンの利用は離陸した―多くの場合、非常に限られた規制があるだけである。
政府は、ミャンマーでのドローンの利用と活動に対応するため、早急に動いていると、U Win Naingは述べた。これらに対する理解は、政府に対して、流行は止められないという証拠として機能すると彼は述べ、担当者は、業界を規制するためのガイドラインを提供しなければならないと付け加えた。
ドローンを押収することは解決策にはならないと、彼は述べた。
いくつかの活動は民間人に対して規制されている。ドローンを長距離飛ばす長距離飛行は、通常認められていない、とU Win Naingは述べた。
「それは政府の目的のためだけである。例えば、ミャンマー航空宇宙技術大学は、洪水の被害が極めて広大であるチン州に、長距離空中写真とビデオを撮影するために行く予定である」と彼は述べた。
かつてないほどのカリスマ的なドローンの広報であるU Win Naingは、彼のグループが最近の洪水の対応にドローンを利用するなど、ドローンに関する良い言葉が広まることを期待している。
また、食料と薬を洪水で被害を受けた地域に運ぶために、ミャンマーRC Builders and Flyers Clubは、災害を真上から俯瞰するための技術を提供しており、U Win Naingは政府にこれらの技術を見せたと述べた。
(Myanmar Times 2015年 9月1日版 第8面より)