ミャンマーの弁護士や活動家ら、法務省を後押し

弁護士と元政治犯は本日、国民民主連盟に対し、法務省の設置とHtin Kyaw大統領に大臣リストを議会に提出させるよう呼びかけた。
このような政府機関は現在存在せず、憲法299条(c)に従い、最高司法責任者として大統領が連邦裁判所長官を指名している。
「政府は連邦裁判所長官を選出する機会を設ける必要がある。そうしなければ、司法の独立は保たれないであろう。もし大統領を起訴することがあれば、判決は公平でなければならない」とミャンマー独立弁護士協会(ILAM)の副会長Khin Maung Than氏はいう。
彼によると、前政権は連邦レベルの裁判官を政権の保護に利用し、ほとんどの最高裁判所での裁判において政府に有利になるよう働かせていたという。
「私たちは法律を改正するよう新しい政府や議員と協議する予定である。私たちは改正法案を作成し法案の事前協議のための会議を開くつもりだ。法律が改正されれば、司法システムは強くなるだろう」とKhin Maung Than氏は語る。
元政治犯団体は司法改革の呼びかけに参加し、裁判官は関連当局からの圧力を受けない判決を下すべきだと訴えた。
政治犯支援団体(AAPP)の事務次官補Bo Kyi氏はミャンマータイムズに、司法改革の過程を監督できるよう司法省が設置されるべきであると考えていると語った。
「私たちは行政から独立した司法を望む。裁判官は長い間当局の影響を受けてきており、民間政府はこのシステムを改革しなければならないと考える」と彼は述べた。
有名な人権擁護者であるRobert San Aung氏は昨日、現在誰も司法システムの責任を負っていないのだから、法務省は至急改革を行うべきだと述べた。
「NLDはこの新しい省を形成すべきである。そうすれば、国の司法構造のイメージは向上するだろう」と彼は語った。
(Myanmar Times 2016年3月17日版 第2面より)