ミャンマーの議長、合法的なNRCの確認を促す

下院議会議長Win Myint氏は、労働移民人口大臣に、現在行われている国民登録証(NRC)の検証を法律に従って実施することを確実にするよう呼びかけた。
1990年の選挙の前に、労働移民人口省は投票権を持つ18歳以上の国民すべてにNRCを発行する計画を立ち上げた。同計画を完遂するための十分な職員がいないとしてボランティアによる支援を利用し、その4半世紀後に、政府はNRCカードが適切に発行されたことを確認する検証を実施していることになる。
労働移民人口省大臣Thein Swe氏は昨日、NRCの精査の必要性の事例を提示した。
「当時は十分な精査が行われなかった。主な目的は、選挙前にNRCカードを発行することであった」と、彼は下院議会会議で話した。
「人々が誤ってNRCカードを発行された可能性がある。18歳以上の人のほとんどが、その時にカードを発行された」。
省の指示の下、職員は子どものためのNRCカードの申請や交換の申請を精査している。
Win Myint氏は、NRCカードの検証自体は良策であるが、賄賂の可能性に直面することについて警戒が必要であると述べた。
「私たちはこれら指示が正当な理由によって出されたことを知っているが、検証が適切に行われていることを確認する責任がある。これらの指示のために、職員が不正を働く可能性がある」と指摘する。
議長は、NRCカードの検証を行う際に、事務所内において職員による贈賄の疑惑があると話した。
「手続きは汚職を引き起こす。堕落した職員は10万チャット(81米ドル)の賄賂を要求する」という。
労働移民人口大臣はこれに対応して、国民は、お金を提供しなかった場合の申請の遅延や、賄賂といった行いを報告するべきであると指摘した。また、不正行為に従事していることが判明した職員は、解雇又は留置されるとも述べた。
この時点で、ヤンゴンだけで20,000以上のNRCの確認が実施されていると考えられる。
(Myanmar Times 2016年9月22日版 第2面より)