セムコープ社、ミャンジャンプロジェクトに新たな一歩を踏み出す

シンガポールのエネルギー会社Sembcorpは、ミャンマーのエネルギー省との間でミャンジャン発電所についてBOT契約を締結した。このエネルギープロジェクトには、様々な国際金融機関が融資をする予定であり、注目が集まっている。
Sembcorp Industriesのグループビジネス開発・商業部門の責任者であるTan Cheng Guan氏は、ミャンマー電力エネルギー省の事務次官 Htein Lwin氏とBOT契約を締結した。
発電量225メガワットのガス火力発電所の建設は、前政権下の2015年4月の国際標準の入札によって建設権が与えられた国の電力プロジェクトである。
入札者であるSembcorpは2016年初頭にミャンマー投資委員会の承認を受け、新政府になる直前の3月に電力売買契約を結んだ。
BOT契約のもと、Sembcorpはマンダレー地域で発電所を22年間運転した後、工場をミャンマー政府に移譲する。期間内に発電した電力はすべてMyanma Electric Power Enterpriseに売り渡される。
SembcorpのスポークスマンであるLiu Xingti氏は、この計画では来年上半期には商業生産を開始する予定であると述べた。
同工場はいくつかの国際金融機関からの資金提供を受ける予定であり、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)からの資金援助を受けるミャンマー初のプロジェクトとなる。
AIIBはこのプロジェクトに2,000万ドルの融資を提案している。 IFCは5,800万ドルのシニアローンを提供する予定であるが、ローンをし終えた後、AIIBとこれを分担する予定である。その場合、5,800万ドルのうち、AIBBは2,000万ドル、IFCは3,800万ドルにつき負担する予定である。またADBは4,220万ドルの融資を提案した。
(ミャンマータイムズ紙2017年1月19日号第7面より)