分割払いにより、アパートメントの売上が大幅に増加している。

Asia ConstructionのジェネラルマネジャーであるYan Aung氏によると、不動産業界にて、3千万チャット以下の分割払いにおける部屋の売上がすこぶる好調である。
「市場において、1千万からの低価格の割賦住宅の売り上げが大幅に増加している。大多数の人々が、コンドミニアムではなく、一般のアパートメントを分割払いで購入している。」
「現在、市場において、2千万チャット以上の割賦住宅の売上が、急に増加している。」と彼は加えた。
「もし、あなたが部屋の売却を考えているならば、購入者は、通常、アパートメントの質、占有許可、電気メーター、現在の市場価値、そして、分割払いが可能かどうかという点をみる。」
「現在、人々は、市場投機のためでなく、住むことを目的とし、それらの物件を購入しているため、2千万から3千万にわたる価格層の物件がよく売れるのである。」と彼は、続けて述べ、さらに、ほとんどの購入者は5年の分割払いで購入することを望んでいると付け加える。
「アパート購入者は、長期間にわたる分割払いに興味がある。しかし、銀行の13%の利率も考慮しなければならない。これらは、平均価格の部屋であり、1億越えの高価格の部屋ではないため、5年間の分割払いで十分である。アパートを買うとき、30%の頭金が必要とされ、残りは、5年間において分割され、約月々5千万ほど支払うことになる。」
さらに大多数の建設企業は、分割払いを利用し、更なる住宅の売り上げを図るため、民間銀行と連携することを決定した、と彼は言う。
昔は、分割払いにて住宅を購入するためには、購入者は、事前に、銀行に連絡する必要があった。
「近頃、不動産開発業者は、すでに銀行と連携しており、お客に対し直接分割払いの物件を販売することができている。建設会社は、アパート購入者を代表して、分割払いを保証しなければならない。分割払いを部屋の購入に結び付けることで、銀行もまた、市場価格に影響を及ぼすことができる。業者は銀行が許可する価格より高く部屋を売ることはできない。」と彼は説明する。
部屋が、銀行との分割払いで売られた場合、価格の30%が現金で支払われ、残りの70%が分割で支払われる、と彼は言う。
彼が言うことには、現在、地元の銀行は2年から10年の分割払いでのアパートメントを売っている。
「10年までの分割払いで、アパートを購入するローンを提供している銀行もある。15年以内の分割払いも、アパートメント購入者に提供されている。近年、分割の年数が伸びているものの、問題は、13%と言う購入予定者にとって高すぎる利子である。」
「利子は長期分割システムにおいてのアパート購入者に合わせるべきであり、5%から10%の範囲内にするべきだ。」とMyat Min construction firmのAung Min氏は述べる。
「他国では通常、アパート購入のための住宅ローンは10%以下である。現在ミャンマーで設定されている13%は高すぎる。」
「ミャンマーの経済状況を鑑みると、アパート購入時のローンは5%から10%でなければならない。」と彼は言う。
現在、中央銀行は、銀行金利を下げることに関し、国際通貨基金(IMF)との協議しているものの、インフレーション率に関し、適切に評価された後のみ、国内銀行の利率を下げることを検討するとしている。と昨月、ミャンマー連邦商工会議所連合会において、中央銀行副総裁であるSet Aung氏は、記者に対し述べた。
他国では銀行の金利は、国内のインフレーション率に応じて設定されており、ミャンマーにおいては、中央銀行が、保証金に対しては8.5%、ローンに対しては、13%の利率を設定している。
政府は、金融機関、銀行が、分割払いにて部屋を購入したいと思っている人々に対し、長期ローンを提供する助けとなる、長期ローンに関する法律を制定する必要があるものの、多くの銀行員が述べることには、今のところそのような法律は制定されていない。
銀行は未だに、分割払いにて、部屋を購入したいと考えている人々に対し、長期ローンを提供することに関し、課題に直面しており、政府が、特定の方針を打ち出さない限り、他国のような、30年のローンを提供することは簡単ではない、とKBZ銀行の職員は述べる。
他国同様、私たちは、30年分割払いのローンを提供するための政府からの金銭的支援、明確かつ、特定な政策が必要である。と彼は続ける。
国営建設、住居開発銀行(CHDB)は、建築省の下、1千万の費用を要する手頃な住宅事業に関し、8年間、13%の分割払いを提供している。また、15年まで、ローンを延長することも検討している。と取締役社長であるWin Zaw氏は述べる。
(Myanmar Times 2017年5月31日版 第8面より)