国営テレビ局、BBCとの放送提携打ち切り待ったなし

国有テレビ局MNTVは、英国放送局BBCとの放送提携を終了しなければならない、と述べた。
MNTVは、政府によって許可されていない「Rohingya」という用語の使用を挙げている。
MNTVの関係者は、「ニュースでロヒンギヤという言葉を使うことは、ミャンマーで公式には受け入れられない」と述べた。
MNTVがこの言葉でニュースを放送すれば、政府機関からの制裁に直面するだろう。だから我々はBBCとの関係を断ち切るしかない。
さらに問題は複雑で、8月27日にミャンマー通信委員会が過激派のARSAテロリストグループに関する政府メディアの報道を禁止すると発表したとMNTVが公式に伝えた。
過激派のARSAテロリストグループに関するBBCの報告書を掲載した場合、幹部たちは上司からの行動に直面するだろう。
MNTVは2014年4月からBBCの掲示板を運営し、370万人の視聴者に達している。
BBCインターナショナル・ニュースのコミュニケーション・マネジャー、ポール・ラスムセンは、BBCの報道の編集内容によるMNTVの干渉が両者の関係を終わらせること以外にないと述べた。
「MNTVがBBCのニュースに耳を傾けようと試みることで、我々の関係は終結へ至った」と彼は語った。
BBC World Serviceには世界中に数多のパートナー放送局があり、我々は常に新たなパートナーシップに向けてオープンな状態を取っている。
BBCワールドサービスグループのディレクターFrancesca Unsworthは次のように述べています。「パートナーステーションによるプログラムへの干渉は視聴者との信頼に対する深刻な違反であり、BBCはこれを許すことはできない。私たちは3月以来のニュース速報への干渉を経験し、MNTVに放送契約を破ったことを思い出させた。」

(Myanmar Times 2017年9月7日号2頁より)