マンダレー醸造所、市場の過熱化に伴いキリンとの合弁会社設立を承認

ミャンマー投資委員会(MIC)は、ミャンマー経済保有会社(MEHL)の子会社であるマンダレー・ビール醸造所による日本の醸造会社キリンホールディングスとジョイント・ベンチャー(JV)の設立に関する提案を承認した。
マレーシア 醸造所では、合弁会社の下で9百万米ドルが機械とビールの品質を向上させるために投資されると、MEHLの企画部門の統括責任者であるUHla Myoは述べている。
キリンはJVの51%の株式に対して430万米ドルを投資し、一方でMEHLは49%を取得しており、これらは既存の機械、工場、土地をカバーしている。
マンダレー醸造所は、国内市場で最も古く代表的なもので、年間99,000ヘクトリットルの生産能力と昨年は約50,000ヘクトリットルに達した生産率を持つ。
実は、キリンはもっと早くマンダレー醸造所に投資する予定だった。キリンは数年前にミャンマー・ブルワリー・リミテッド(MBL)についてMEHLと話し合ったとき、両社間でシナジー創出のためにマンダレー・ビール醸造所への投資を検討した。しかし、キリンはMBLの管理を第一に見ていた」とミャンマー・ブルワリー・リミテッドの副社長である藤川博氏は2月、ミャンマー・タイムズに語った。
キリンは2015年8月にミャンマービールを生産するミャンマーのビール醸造会社の株式55%を最初に購入した。ミャンマーのビールは、ビール市場で最大のシェアを誇っている。
日本の醸造会社は、F&Nと軍事関連のMEHLの間で引き出された所有権紛争の後、シンガポールに上場しているドリンクメーカーFraser and Neave( F&N)から5億6,000万米ドルを購入した。F&Nは、タイの代表的なチャンビールを生産するタイビバレッジによって管理されている。
UHla Myoは、MEHLがその後40百万米ドルでキリンからミャンマー醸造所の4%の株式を購入したと述べた。「現在、ミャンマー醸造所の持分比率は49〜51%である」と言った。
この動きは、ミャンマーのビール市場における競争が激化していることから生じている。リサーチコンサルタントであるEuromonitor Internationalの報告によると、2014年にミャンマーのビールが市場の64%を占めていると推定されているが、他のビールメーカーも善戦している。
ハイネケンとカールスバーグのビールも市場に出た。2人の醸造家はそれぞれYangonの郊外に独自の醸造所を建設している。
ミャンマーでは、カールズバーグはTuborgとYomaなどと同様に自身の主力ビールも醸造している。一方、ハイネケンもリーガル・セブン、ABC・スタウト、タイガー・ビアも旗艦のビールと同様に主力のビールを生産しており、タイガー・ビアは、2013年にF&Nからアジア太平洋醸造所(APB)を買収した後に生産される。
キリンはミャンマー醸造所の株式を購入して以来、ミャンマープレミアム、キリン一番酒、ブラックナイトスタウトなど、ミャンマーでいくつかの新しいブランドを立ち上げた。
ハイネケンによると、ミャンマーのビール市場は、タイでは31リットル、ベトナムでは36リットルと比較して、一人当たりの年間消費量が5リットルで、ASEANにおける最低のビール消費率を誇っている点は注目に値する。
その報告書では、Euromonitorはミャンマーのビール市場が2015年には3億7500万米ドル、2015年には3億7500万米ドルになると予測しされた。
(Myanmar Times 2017年9月7日号6頁より)