カンドーヂ火災、政府の財源に損害を与えず

国営Myanma保険会社はカンドーヂパレスホテルの火災のため7億チャットの補償金を支払ったが、政府の歳入は影響を受けないとMyanma保険会社社長Sandar Oo氏はミャンマータイムズに語った。
何故なら、Myanma保険会社の保険料上昇に対する需要が前年度を上回り、590億チャットに達したためであると彼女はいう。
Myanma保険会社が提供する保険契約の約半分は火災に関連しているが、実際の火災発生件数が少ないためほぼ全ての収益が政府により保持されている。依然として政府の歳入はあると彼女はいう。
カンドーヂパレスホテルの補償額は6億9,200万チャットであったにも関わらず、政府への損害はマレーシアの保険会社Asia Insuranceによる最大5億チャット支払いも含まれている。
Myanma保険会社が援助できない可能性がある大規模な補償は、外国の保険会社に再保険する。そのためMyanma保険会社が支払った総額は実際1億9,200万チャットという、少ない額であると彼女は話した。
実際、火災保険契約に関する需要及び問い合わせは火災が起きてから増加しており、ホテル観光省も他のホテルに、火災保険に加入するよう通知している。
「洪水や火災などの災害はますます起きている。だが誰もがそれを予見することができないため、最良のセーフガードは保険である。私はミャンマーの人たちに、もっと保険を信用し財産と生活のため保険に加入することを促したい」とSandar Oo氏は述べた。
ホテルの構造を破壊し2つのクラブを部分的に損傷した11月17日に起きたカンドーヂパレスホテルの火災は、家電製品及び電線のオーバーヒートが原因であった。
ミャンマーの著名人Tay Zar氏のHtoo Groupにより所有される同ホテルは、9億2,900万チャット相当の2つの火災保険に加入していた。
Myanma保険会社は28日間で補償金を支払った。
(Myanmar Times 2017年11月20日版 第7面より)