高級車の価格、税金引下げ後下落

3月20日に議会にて承認された2018年国家税法の下、一部の高級車が特別物品として税金が引き下げられるため少し安くなる予定だ。
新たな法律の下、特別物品税は昨年の20%から10%に半減される。1501ccから2,000ccのエンジンを持つ車が、同分類下の対象となる。これらには、ミャンマー市民が日常的に使用するための人気車種であるバン、サルーン、セダン、ワゴン、クーペが含まれる。
「5,000万チャット以上の価格の自動車は、新たな税法の下少し安くなるだろう」とDistinct Trading社の社長Hutu Htake氏は述べた。
彼はまた、輸入自動車にかかる費用、保険、輸送(CIF)費用から税金が控除されるという。この動きは、今年早期に発表された新車輸入政策に続き、高級車モデルの輸入を奨励することで車輸入業者に利益をもたらすことを期待されている。
車のモデルに応じて、輸入業者は特別物品税の引き下げの結果としてCIF費用を170万チャットから700万チャット抑えることができるとHutu Htake氏は述べた。
自動車販売センターWun Yan Khaの社長Min Min Maung氏は、政府が昨年1,501ccから2,000ccエンジンを持つ自動車への課税を開始した後、企業から税額の引き下げ要望が来たという。昨年以前は、1,800ccまでのエンジンを持つ自動車は税金を免除されていた。
「企業は政府に1,501ccから2,000cc自動車の税金を引き下げを、車の価格の引き下げのため求めている。しかし10%の引き下げはCIFに対してのみであり、車全体の価格には適用されない。そのため実際の引き下げ額は少ない」と彼は述べた。

より良い自動車取引
取引業者は、CIF費用の減少が現地自動車市場の需要をさらに増やすことを期待している。「自動車市場は、バイヤーが税金及び輸入政策発表を待っていたため最近は止まっている。現在税金は発表され、私たちは自動車市場がさらに活発化することを期待している」とミャンマー自動車製造・流通協会の会長Soe Tun氏は述べた。
依然として、途中で税金が増える可能性がある。ちょうど先週、ヤンゴン計画財務省大臣Myint Thaung氏はヤンゴン議会の会議中、管区の新たな税法の草案を提出した。同提案の中には、ヤンゴン管区の自動車税率の更新を求めるものがある。
「私たちは自動車税率を更新し定める必要がある。道路交通管理局によると、2017-18年にヤンゴン管区で50万台以上の自動車が登録された。しかし政府は自動車税を20億チャットしか徴収しなかった。自動車税率を更新したら、さらに税収を得ることができる」とMyint Thaung氏はいう。
彼はまた、さまざまな税率の更新の議論が進行中であると述べた。変更の1つに、車両重量とエンジン力の比に基づき税金を徴収するのが含まれる。
国家レベルでは、政府はこれら自動車がミャンマーの道路規則に沿っていないとして道路から右ハンドルの中古自動車を徐々になくすことを目指している。その目標の中で、一部の取引業者は、政府は目標を実現するため自動車輸入に掛かる税金を代わりに引き下げるべきであると述べた。
(Myanmar Times 2018年3月27日版 第8面より)