激化する競争の中、ミャンマーアペックス銀行はウェルスバンキングサービスを開始

ミャンマーアペックス銀行(MAB)は、ミャンマーの富裕層個人向けに、特別なウェルスバンキング及びリワードプログラム(MABゴールドウェルスバンキング)を開始した。
現在のところ、この企画は潜在的な顧客として、最低3億3,000万チャットの定期預金を保有している者を対象としている。
「定期預金の金利は、預金期間が1ヶ月から2ヶ月の場合は8.5%、3ヶ月の場合9%、6ヶ月から12ヶ月の場合9.5%、13ヶ月の場合は9.75%、18ヶ月の場合は10.15%、 2年から3年の預金の場合10.25%である」とMABの副頭取兼消費者金融部門の責任者であるGary Voon氏は述べている。
MABのゴールド会員は、高級レストランやホテルでの無料の食事やミンガラースカイエアポートラウンジへ無料で入場できることなどの特典が得られる。会員はさらに、定期預金の預託期間が長くなるほど、高級コンドミレアムの抽選機会を得ることができる。
MABによる定期預金の確保に対する企業努力は、競争の激化及び銀行に対する規制の厳しさから生じている。「銀行業務においてはますます競争が激化している。銀行は現在、潜在的な顧客に対してより多くのインセンティブを与えることによって預金者の獲得を争っている」と匿名のミャンマー国内ビジネスマンは述べる。
この競争の激化はまた、ミャンマーが12月に銀行業界を外資系銀行に開放した直後に起こった。外資系銀行は貿易金融サービスと同様に、現地通貨による融資を現地企業に対して提供できるようになった。
外資系銀行は依然として、チャットでの定期預金の受入れを含む小口金融業務の提供を許可されていない、ミャンマータイムズは、外貨での定期預金は許可されるとの情報を得ている。しかし、これまでのところ外貨口座への利息を認めるか否かについての決定はない。
また、過去2年間で、MBAは資本規制および地方銀行への融資に関する厳しい規制を廃止した。
(Myanmar Times 2019年1月2日版 第4面より)