健康保険、厳しい販売として開始される

政府により始められる健康保険事業は来月開始される計画だが、初期の取り組みは表れている。民間保険会社は1年間試行期間を置き、実現可能かどうか確認し、保険による利益に関し顧客に納得してもらうと述べた。
長期契約の健康保険計画は財務副大臣のU Maung Maung Theinにより今月早期に導入され、7月1日に開始される予定である。事業は比較的厳正な条件となっており、民間保険会社は、初めの挑戦は、潜在的利用者に保険が価値があるということを納得してもらうことだと述べた。
「私たちは人々に価値を説明する必要があり、それは認知を得ることに繋がる。彼らが保険の利益を知った時、加入するよう説得することができる」とIKBZの統括マネージャー、U Aung Soe Ooは述べた。「彼らが保険に加入した場合、損害をカバーすることができる」。
国営のMyanma保険会社の独占が終わりを迎えた2013年から、民間の保険会社が市場に出ることが認められた。現在、Myanma保険会社のほかに、11の民間保険会社が市場に出ている。
政府により明らかにされた健康保険事業は、柔軟性に制限がある。対象は6歳から65歳で、1ユニット50,000チャットの保険を、5ユニットまで加入することができる。保険を購入すれば、ユニットごとに入院時に1日15,000チャット、最大30日間受け取ることができる。死亡事故の場合、100万チャット受け取ることができる。
保険プランは12の保険会社すべて同じであり、申請用紙を含めたプランの多くが保険事業規制委員会によって標準化されている。
U Aung Soe Ooは、保険プラン形成にあたってどの程度の柔軟性をもたせるのかについて、意義のある議論を行ったと述べた。保険プランの草案者は、初め人々を3つ-高齢者、20歳以上、子ども-に分類し、異なる保険料を検討していたが、人々の購入の理解を助けるため単純な方法をとることを決定した。
「私たちは手術時の保険契約者の補償方法及び病院費用の請求方法に関して何度も議論を行った」と彼は述べた。「しかし、初めての健康保険の開始であり、同計画はすべての人に受け入れられる必要があるため、最終的には簡単で明確な方法を選択した」。
病院費用を請求する申請者は、受診した病院やクリニックが正式な許可証を有していることを示す必要がある。
U Aung Soe Ooは、ほとんどすべての民間保険会社が徐々に健康保険を導入していくだろうと述べた。海洋貨物保険のような新しい保険もまた将来、導入されるだろう。
IKBZは7月1日に健康保険を開始するための第一段階を準備している。6月17日に200の代理店のいくつかと会議を実施し、新事業がどのように進むのか関して知らせた。
U Aung Soe Ooは、保険代理店は保険会社の商品に関して重要なパイプだと述べた。彼らは、保険商品を売る人々で、自分たちが何を販売しているか理解しなくてはならない。
「保険代理店に、何が健康保険に含まれているかよく説明したい」と彼は2015年6月17日に開かれたセミナーでの決意のなかで述べた。
U Aung Ko WinのKBZグループのひとつは、12の支店を持ち、ミッチーナを含めさらに2つできる。IKBZは7月1日にそのネットワークで一斉に健康保険を提供し始める予定である。
IKBZが、健康保険の販売開始を目的とした唯一の保険会社ではない。他社も同様に、商品を提供するための支店の準備を行っている。
専門家は、健康保険事業には課題もあり、そのほとんどは健康問題のリスク、高齢者による補償申請が特に多いだろうが、それは蓄えられた保険料への負担となるだろうと述べている。
Capital Life保険会社の幹部であるDaw Sein Sein Thanは、保険を購入する高齢者の数が非常に多いように、子どもを保険に入れるためには両親を説得する必要があり、それは不均衡の結果を生むと述べた。
「さらに、私たちは顧客の声に耳を傾ける必要がある」と彼女は述べた。
Daw Sein Sein Thanはまた、会社は継続的に保険事業の評価をすると述べた。「また、1年間の試行なので、何が起きているのかについて、監督官に報告することが求められている」。
保険プランの下準備にあたり、機能するプランとなる前に、保険料の交渉及び医療費の計算が行われる。
Capital Lifeはネピドー及びマンダレーに支店を持っているが、それらの地域で健康保険を販売する前に、初めはヤンゴンで販売を開始する。
(Myanmar Times 2015年6月22日 第9面より)