労働組合のリーダーが法廷審問を拒否

2月のストライキ中に逮捕された2人の労働組合のリーダーは、昨日法廷審問に出席することを拒否し、この果敢な抵抗によって、彼らが主張するところの偽の裁判だけでなく、縫製セクターに蔓延している酷使が明らかになることを望んでいる。
12人ほどの元同僚と労働組合員が、この意思表示を支援するため現れた。
被告人のKo Myo Min MinとKo Naing Htay Lwinは、無許可の抗議活動、暴動への参加、意図的に社会的を乱したこと、抗議活動の手続きに従わなかったこと、について3つの地区で申し立てられた容疑に対して闘っている。
平和的抗議活動規約の19条への違反-抗議活動の許可の取得を遵守しなかった―に関する昨日の審問で、双方の被告は刑務所からShwe Pyi Thar裁判所に移されたが、中に入ることを拒否した。
組合リーダーによると、過去3か月間に亘って19条への違反のため出席したそれぞれの審問では、いかなる審判手続きも取られず、裁判官が次の審問日を告げるのみであった。
「私たちは法廷侮辱行為のような条項に基づき、更なる違反で訴えられることを知っているが、この不当な状態を見せて示したい」と審問に参加する代わりに妻と法廷の外で昼食を食べていたKo Naing Htay Lwinは述べた。
昨日の裁判では、約70人の元同僚と労働組合員を含め、被告人のために多くの支援者が集まった。12人ほどの警官は被告人の到着に備え裁判所を警備した。
Ko Naing Htay Lwinは反軍歌を歌い、Ko Myo Min Minは「Sangha(僧侶の集団)、学生、労働者を酷使し、騙す政府を倒せ」と叫んだ。
警察は、工場労働者とジャーナリストが被告人に会うのを禁止したが、4人の家族は裁判所の中に入ることを許可した。
「裁判は意図的に長引かされるだろう―拷問のようだ」とKo Naing Htay Lwinの母は、ミャンマータイムズに裁判所の外で話した。
韓国人が所有するE-Landミャンマー縫製工場で被告人の元同僚の何人かは、55人の労働組合員が7月12日に一斉解雇された後、裁判に出席する決意をしたと述べた。
元労働者によると、工場の上司は、労働規則に従わなかったとして、補償金を提供した(労働者は、仕事に復帰することを要望して拒否した)。地区の労働局でこの問題が解決されない場合、ヤンゴン管区の紛争調停委員会(Dispute Settlement Board)にこの問題を申し立てると労働者は述べた。
「政府が、解雇する労働者の補償金の割合を設置してすぐに、上司は私たちを解雇した。補償金は上司にとってのツールのようだ」と元E-Land労働者のKo Kyaw Lwin Ooは述べた。「私達は仕事に戻りたい。なぜなら、さもないと、リーダーのKo Naing Htay Lwinによって設立された組合が失われてしまう」。
高賃金を要求する抗議に参加してから、他の工場で仕事が見つからないと何人かの労働者は述べた。
Ford Glory縫製工場の元労働者Ma Win Pa Paは、抗議に参加した労働者のリストを上司は所持していると述べた。
Costec縫製工場の元労働者Ma Aye Sanda Winは、解雇された後3つの他の縫製工場に仕事を応募して落とされたと述べた。彼女はCostecを解雇された157人の労働者も同様の状況に直面していることから、抗議活動への関与が就職を妨げているのではと疑っている。
2月と3月に、月に30,000チャットへの賃金アップの要求のため、Shwe Pyi Thar工場地帯で、1000人を超える労働者がピケラインを広げた。1日300チャットの賃上げという雇用者からの対案を受け入れなかった労働者は、そのほとんどが仕事に復帰しようとしたときに、追い出された。
(Myanmar Times 2015年7月15日版 第4面より)