中央銀行、銀行取り付け騒動の噂を否定

いくつかの主要銀行への取り付けの噂は真実でないと、2015年8月17日にテレビメディアで中央銀行は述べた。
Asia Green Development (AGD) 銀行、Htoo Group社の一部、Kanbawza銀行(KBZ)が閉鎖するという噂が、ソーシャルメディア上で広がった。
Htoo Groupの航空会社のAir Baganが週末に一時的にフライトを中断するとした後、この噂が始まった。同社の広報担当者は、フライトは10月に再開されると述べた。
2015年8月17日のソーシャルメディア上のコメントは、KBZ銀行、CB銀行、AYA銀行、AGD銀行を含むいくつかの銀行に口座を持つ預金者に、お金を引き出すことを提案した。
AGD銀行のシニア役員は、コメントを控えた。他の銀行からの広報担当者は、業務は通常通り続けられると述べた。
中央銀行はスカイネットと他のテレビチャンネルで、噂に対応するため2015年8月17日に協議を行ったと発表した。
副総裁のU Set Aung は昨日発行された国営新聞のKyaymonで、このことを公表している。
「すべての銀行は中央銀行法のガイドラインに従って運営されている」と彼は述べた。
法律によると、経済を安定させる必要がある場合、中央銀行は国内銀行に財政支援を提供することができる。
会議では、中央銀行参照レートによると、1米ドル1,025チャットから昨日1,266チャットとなり、今年になって23.5%減少したチャットをどのように安定させるかについて議論したと伝えられている。
中央銀行は2003年の銀行危機から、必要な時々に応じて金融機関、主に国の民間銀行を支援してきたと、Myanma Economic銀行(MEB)の前マネージャーU Thuragは述べた。当時、中央銀行は国営のMEBに、商業銀行に資金を提供することを任命したと彼は述べた。
U Thuraは現在、2012年からヤンゴンに代表オフィスがある韓国のWoori銀行のヤンゴン代表である。
「中央銀行はこの種の状況に迅速に透明性をもって対応しなければならない。過去にKBZ銀行のチーフU Aung Ko Winが国民と直接コミュニケーションをとり、疑いを解決したことがある」と彼は述べた。
2012年に、会長が逮捕されたという噂が広がった後に、預金者はKBZからお金を引き出したと彼は述べ、この噂は世界中のどこかで銀行の取り付け騒動の引き金となっており、問題はミャンマーに限ったことではないと付け加えた。
だがミャンマーでは、銀行の取り付け騒動が頻繁に報告される。1年間に1回から2回、銀行株主やそれに関連する事業の評判に関しての話が出来上がる。
例えば昨年、Htoo Groupの会長U Tay Zaが銀行の主要株式を多くの株主に売り渡したと伝えられた後、AGD銀行の預金者はお金を引き出した。
当時のメディア報道によると、バイヤーには、1962年から1981年まで軍事政府の代表であり1988年まで与党の代表であったU Ne Winの孫であるビジネス関係者のU Kyaw Ne Winが含まれていた。
2014年11月、過半数株式保有者U Nay Aungの父U Aung Thaungが米国財務省のブラックリストに入った後、United Amara銀行は取り付けを防止するために緊急の記者会見を行った。
頻繁に嘘の警告が起きた結果、顧客は現在お金を引き出す前に、噂が本物かどうか確かめ待つようにしていると話している。
「過去の様にお金を引き出す前に、噂に対する政府の反応をよく見ている」と33歳の預金者は述べた。
(Myanmar Times 2015年8月19日版 第9面より)