多くの有名なバガンのホテル、違反リストから外れる

政府に指名されたバガンにある11の建物は、文化的な法律を軽視しているとして起訴に直面しているが、リストには同規制に違反して建設された有名豪華ホテルは含まれていない。2017年までにUNESCOの世界遺産リスト入りを達成したいとしている遺産を含む、古代都市ミャンマーキャンペーンとして、このアクションはとられた。
文化省の下にある考古・国立博物館局のバガン支局の副局長U Nyein Lwinは2015年8月21日ミャンマータイムズに、この件は既に1998年の文化遺産地区保護保存法に基づき、11の建物のうち2つに対して警察が着手していると述べた。
「これらのケースは進んでいるが、手続きはとても遅い」と彼は述べた。法的措置のリスト上にないホテルは、標的とされているホテルよりもバガンの文化遺産に大きな影響を与えている、と付け加えた。
「ホテルの建物内部に古代パゴダを有するホテルもある。建物は、パゴダと古代都市の城壁にとても近く建設されている。それらの建物は町の入り口とパゴダの景色を遮っている。それらは私たちの文化遺産にネガティブなインパクトを与えている」。
文化遺産地区保護保存法の18条で、「古代遺跡地区、古代建物区において、建物の建設、拡張、改修または境界線の拡張」は、事前の許可なしに誰も行うことは出来ないと規定されている。行った場合、50,000チャットの罰金、最長5年の懲役又はその両方が科せられる。さらに裁判所は、建物を取り壊す請求を行うことができる。
考古・国立博物館局は、バガン考古学地区内で許可なしに建設されたバガンの47の建物を特定した。
同局によると、これにはBagan Thande Hotel, Eden Hotel, Bagan Thiripyitsaya Sanctuary Resort, Bagan Hotel Rever View, Aye Yar Rever View Resort、Hotel@Tharabar Gateも含まれているが、いずれも起訴に直面している11の建築物リストには入っていない。
文化省が2013年5月に建物を3階建てまでに制限し、それは2014年8月に2階建ての制限に改正されているが、この指示を無視したにも関わらず、いくつかのホテルは調査から逃げていると、U Nyein Lwinは述べた。
「これらの変更が行われた後にも、新しい規制を無視し建設を続けた人々がいる」とU Nyein Lwinは述べた。「中止したホテルのうちのいくつかは、未だに起訴されているが、法律があるにも関わらず建設を進めた大規模ホテルは営業を続けている。我々は、上位機関の指示に応じて、業務を遂行しなければならない」。
2014年10月に文化省からの役人とUNESCOは、バガンで外国の専門家と会合を行い、9世紀から13世紀の間に繁栄した古代都市を観光客の急激な増加と不完全な計画の開発から、どのように保護するかについて議論した。
遺跡群の寺とパゴダの目録の改善と、遺産法の厳格な施行が世界遺産登録の前に行うべき重要なステップであると、同省の役人は述べた。
4月に文化省は、古代建造物保護・保存法と古代骨董品保護・保全法の2つの法案の文を公開した。それらの法案は、はミャンマーの文化遺産の保護を強化することを意図しており、遺産建築物を破壊、取り外し、損害を与えた人物に対し、3年から7年の懲役を含む、より厳格な刑罰を含んでいる。
罰則は特に、バガンでの文化区域内での開発を禁止する省の規制の施行を手助けするだろう。
(Myanmar Times 2015年 8月25日版 第5面より)