車販売業者、左ハンドル車の輸入の遅延を強く求める

車輸入業者は政府に、90日以内に左ハンドル車のみの輸入に制限する規則の変更を延期するよう求めた。
自動車法は2015年9月7日にU Thein Sein大統領により承認され、施行細則が90日後に制定される。施行細則が制定すると、左ハンドル車の輸入のみが認められることになる。
この法律は、2018年12月までに右、左ハンドル車両方を認めるという、UMFCCI(ミャンマー商工会議所)、ミャンマーエンジニア協会、ミャンマー自動車製造・販売協会(MAMDA)及びその他グループによって作られた自動車政策と対立していると輸入業者は述べた。
左ハンドル車の輸入への移行は、右側通行のミャンマーの道路を安全に運転できるようにすると支持者は述べ、数年以内の移行が約束されてきた。しかし、一般的に日本から輸入されている中古車である右ハンドル車は、車の品質と価格を運転手が評価しているため、依然として現地市場を圧倒的に占めている。
MAMDAの会長U Soe Tunは2015年9月19日の会議で、自動車政策と最近通過した自動車法には、多くの箇所で違いが見られると述べた。
「だが自動車政策の中で、私たちは2018年12月までに左ハンドル車のみの輸入に制限することを提案した。自動車法は90日以内で左ハンドル車のみが輸入できるようなっている」と彼は述べた。
輸入業者は規則の変更に備えるための時間がより必要であり、輸入の規則変更の期間を延期するよう政府に要求したと、U Soe Tunは述べた。また彼は、ビジネス関係者によって輸入され、まだ販売されていない50,000台の右ハンドル車が存在するとしており、それらは法律の変更まで置いたままになる。
公共交通機関やタクシーなどで使用する車は、左ハンドル車に移行すべきであることは確実だが、特定の州や管区では、まだ右ハンドル車が適切であるかもしれないと政府に助言したとU Soe Tunは述べた。
左/右ハンドルの議論に加えて、自動車法は車輸入と運用する販売業者に関する多くの規則を策定している。実例として、道路交通行政局に活動を登録していない販売業者に対する罰則として、500万チャット以下の罰金または3年間の懲役が科せられる。
新しい法律は1964年の自動車法に取って代わる。
(Myanmar Times 2015年 9月21日版 第8面より)